嵐のコンサート当落結果発表日にチケットを高額転売した25歳の女性を逮捕。その違法性や問題点とは?

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昨日9月14日は嵐のコンサートの当落結果発表日。TwitterやFacebookではファンから当落報告が相次ぐ中、そんなタイミングの同日に嵐のチケットを高額転売した女性が逮捕されたというニュースが飛び込んできた。

元々、嵐のコンサートはファンの年齢層に比べ、お金を持つ40・50代の女性層の来場者が多いと言われ、高額転売に対してファンから批判が多かった。アリーナ席はほとんどがそうだ。先月末に嵐を含む人気アーティスト116組がチケットの高額転売に共同で反対声明を出したばかりというタイミングもあり、いよいよ高額販売の締め付けはこれから強くなっていきそうだ。

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高額転売事件の内容

昨年12月に札幌市の20歳代の女性が「嵐のチケットが大量に高額転売されている」と警察に通報したのがキッカケという。容疑が固まっていない案件も含めると2年前から約300枚のチケットを売買し、1000万円以上の売上があったというからもはや本業の年収並のビジネスとなっていたようだ。

以下、引用

人気アイドルグループ「嵐」のコンサートチケットを、インターネットのサイトで高値で転売したとして、香川県の25歳の女が古物営業法違反の疑いで警察に逮捕されました。警察は、女が2年前からチケットの転売を繰り返し、1000万円以上の売り上げを得ていたと見てさらに詳しく調べています。

逮捕されたのは香川県善通寺市のブリーダー、山中いづみ容疑者(25)です。警察の調べによりますと山中容疑者は、みずから購入した人気アイドルグループ「嵐」のコンサートチケット5枚を、去年11月から12月にかけてインターネットのサイトを通じて札幌市などの女性3人に、定価の1.6倍にあたる総額およそ7万円で転売したとして、古物営業法違反の疑いが持たれています。

引用:NHK

ファンならよくわかるとおり、このような案件はまだゴロゴロしており、ネット上では高額転売のチケットが溢れている。今回の逮捕のポイントは明らかな営利目的として古物営業法違反に問われたこと。自分が行けなくなった等の理由で非営利目的で定価やそれ以下での売買であれば問題ない。インターネット上ではこの点を誤解している書き込みが多いが気をつけたいところだ。

また単純に数の問題ではなく、少ない枚数でもあまりにも高額転売であれば摘発される可能性もある。

どこから高額転売とするのか高額の判断基準が明確ではないため、見極めのポイントが難しいところだが、明らかに金額も数も多いことから今回は逮捕に踏み切ったのだろう。

そもそも最も入手困難と言われる嵐のチケットを2年で300枚もどのように取得したのかというその手法が気になるところだが・・・ちなみに逮捕された女性の職業はフリーターではなく、ブリーダーとあり、動物を育てる傍ら比較的時間に余裕があったのだろうか。

チケットの高額転売は何故ダメなのか?

アーティスト・事務所側もチケット協会も私的な売買を禁止するまではしておらず、業者による売買について懸念を示している。今回の立件は「古物営業法の許可をとらなかった業者まがいの素人の犯行」ということができる。

まず昨今、顔認証も含めて売り手と買い手の本人確認が徹底されている点は犯罪者が個人を偽装することによる犯罪組織の資金源になることを防いでいる。

「チケットに需要と供給に見合った価格をつけることで、市場が拡大して良いのでは?」という意見もあるが、チケットはそもそも需要と供給にあった値付けを発行側も過去のノウハウを元にできるようになってきている。(そもそも高額転売されても今の仕組みではアーティスト・事務所側にお金は落ちないが)

アーティスト・事務所側は高額なお金を払わなくても、アリーナ席などを新しいファンに来てもらうことで、より熱狂的なファンの裾野を広げたいという思惑もあるという。

今回の逮捕は”みせしめ”との声も。業界の懸念とは

CDが一時期のように売れなくなっており、コンサートなどの売上に依存せざるを得なくなった団体には危機感がある。その内容は先月発表した業界の共同声明からわかる。

以下、引用

CDをはじめとする音楽ソフトの売上が1998年をピークに減少する一方、ライブ市場は急成長。音楽関係13団体が発行する『ライブ・エンタテインメント白書』によると、コンサートの総公演数は、10年前の2006年が4万7632本だったのに対し、2015年は5万6042本と約1.2倍増。

入場者数も2006年の2454万人だったのが、2015年には4486万人と約1.8倍増。ライブやフェスが“音楽をリアルに体験できる場所”としてファンに支持されている。

その一方で、チケット転売ビジネスも大規模なマーケットとなり、チケットを買い占めて不当に価格を釣り上げる高額転売、ネット上での取引による詐欺などが横行。

(1)組織や個人主が利益目的でチケットを大量購入し、転売サイトを使用して通常の何十倍という高価格で取引を行い、多額の利益を得ている

(2)何らかの方法で大量購入している組織や個人主により、ファンが正規価格でチケットを購入できない

(3)転売チケットを購入したファンが、ライブ当日に入場できない …といった問題、被害が発生している。

アーティストおよび事務所、音楽業界団体は、ファンに多大な経済的負担をかけ、ライブへの参加頻度やグッズ購入機会を奪われていることに危機感と憤りを抱く。

いわゆる“転売ヤー”根絶に向け、既に一部のアーティストや音楽イベントでは顔認証システムやファンクラブで購入したチケットのみ転売可能な公式トレードサイトを作るなどさまざまな施策を導入しているが、いずれもシステムの導入費用や来場者に長時間拘束を強いるといった問題点もある。

引用:オリコンスタイル

タイミング的に業界も高額転売撲滅に向けて、各企業が共同で警察に働きかけ強めていることから”みせしめ”の逮捕となったのかもしれない。

過去に知らずに高額転売を行ったファンも含めて、今から気が気でないだろう。

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